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運送会社から「値上げのお願い」が来たら?企業経営者が考えるべき3つの視点

運送会社から値上げのお願い

当社シゲタイーエックスでも、心苦しいながらも配送料金の見直しをお願いする機会が増えています。
「サービスは変わっていないのに、値段が上がるのは困る」
そんなお客様のご意見はもっともです。しかし現実には、燃料費・人件費・整備費といった“仕入れコスト”が年々上昇し、従来の価格では継続的なサービス提供が難しくなっています。

今、運送会社から「料金改定のお願い」が届くことは、珍しいことではありません。
一方で、配送を委託する企業側にとっては、予期せぬコスト増として頭を悩ませることも多いでしょう。

今回は、運送会社からの値上げ通知にどう向き合えばよいか。
企業経営者が押さえておきたい3つの視点をご紹介します。


目次

1. 値上げ通知の背景にある「業界の構造変化」

まず押さえておきたいのは、今なぜ多くの運送会社が値上げに踏み切らざるを得ないのかという点です。
その背景には、以下のような構造的な変化があります:

  • 2024年問題(働き方改革関連法)による労働時間規制
  • 燃料費・人件費・車両維持費の高騰
  • ドライバー不足と高齢化

こうしたコスト増を企業努力だけで吸収するのは限界があり、「継続的なサービス提供のためには値上げが不可避」という判断に至るケースが増えています。


2. 値上げ=「コスト増」とは限らない

もちろん値上げは歓迎されるものではありません。
しかし、それが単なる「負担増」なのか、「将来への投資」なのかは、視点によって変わります。

安さだけを追い求めると、以下のようなリスクも:

  • 配送クオリティの低下(遅配、破損、トラブル対応の遅さ)
  • ドライバーの疲弊や退職 → サービス不安定化
  • 結果的に社内オペレーションや顧客満足度に悪影響

逆に、信頼できる運送会社との関係性は、長期的に見ればコスト削減につながることもあります。


3. 経営者が取るべき判断軸とは?

【A】まずは内容をしっかり読み解く

  • 値上げ幅は適正か?
  • どんなコストの増加が背景にあるのか?

【B】価格だけでなく“価値”で判断する

  • これまでの配送対応に満足しているか?
  • 自社の業務にどれだけ寄り添ってくれているか?

【C】中長期の目線で考える

短期的なコスト増よりも、信頼性と安定供給の価値に注目すべきです。


最後に:物流は、コストではなく“戦略”の一部

物流は単なる経費ではありません。
お客様に商品を届け、信頼を届ける「ビジネスの最終工程」であり、重要な“接点”です。

運送料金の値上げは、確かに心苦しいことです。
ですが、これからも安心・安全・丁寧な配送を続けるための選択でもあります。

この機会に、パートナーとしての物流会社の価値を、あらためて見つめ直していただければ幸いです。


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運送会社から値上げのお願い

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