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トラックドライバーあるある7選

Red pickup truck

トラックドライバーの仕事は、ただ荷物を運ぶだけではありません。長距離を走る孤独な時間や、狭い路地でのテクニックが試される瞬間、思わぬトラブルに対処する知恵と工夫など、日常の中にはさまざまな「あるある」が詰まっています。ドライバー仲間であれば、きっと「わかるわかる!」と共感できるエピソードばかり。今回は、そんなトラックドライバーのリアルな日常から生まれた「あるあるネタ」をご紹介します。読みながら思わず頷いてしまうこと、間違いなし!?です。

1. ナビは信用できない!

運転中、ナビが「あと300メートルで右折です」と案内するのは便利ですが、現実にはその道がトラックで通れるとは限りません。狭すぎて曲がれなかったり、一方通行だったり、時には通行止めで全く使えないこともあります。特に地方の細い道や都心の狭い路地では、ナビの案内に従うと途方もない場所に連れて行かれることも。「ナビの案内どおりに進んだらどこに連れていかれるんだよ!」とツッコミたくなる瞬間がしょっちゅうです。

実際、経験豊富なドライバーたちはナビに頼りすぎるのを避け、事前に地図を確認したり、過去に走ったルートの記憶を頼りにしています。さらに、配達先が初めての場所だったり、工場や倉庫の裏手にある場合、ナビが示す最短ルートが本当に最適なのかを疑うのが習慣になっています。結局は、長年のカンと経験が最も信頼できる“ナビ”と言えるかもしれません。それでもナビが全く役に立たないわけではなく、到着までの大まかな道案内としては便利なので、使い方を工夫することが大切です。


2. 配送先の住所が「ザックリすぎる」問題

配送先の住所が「〇〇工場の裏にある倉庫」や「青い看板のある角を曲がったところ」など、あまりにも曖昧な場合があります。こういったザックリした案内だけだと、特に広い敷地や入り組んだ工業団地では目当ての場所を見つけるのに苦労します。「もう少し詳しい住所を教えてくれればいいのに…」と感じることが多いのが実情です。特に夜間や早朝の配送では、暗くて見えにくく、さらに困難が増します。

実際、到着してから何度も現場の人に確認を取ったり、他のドライバーに道を尋ねたりすることもあります。さらに、施設の入り口が複数ある場合や、地元の人しか知らない裏道を通るよう指示されることも。「ナビで調べても出てこない場所に配送するのは運転手の試練の一つだ」と言わんばかりの状況が続くと、ちょっとした探検気分になってしまいます。それが面白いというドライバーもいる一方で、忙しいときは時間ロスに繋がるため、困りものです。


3. 雨の日の積み降ろしが地獄

雨の日の積み降ろし作業は、ドライバーにとって過酷な仕事のひとつです。荷物が濡れないように気を使うのはもちろん、地面が滑りやすくなっているので注意が必要です。特に重たい荷物を運ぶ場合、足元が不安定でバランスを崩しやすく、普段以上に神経を使います。中には泥濘に足を取られて転倒してしまうケースもあり、特に冬場の雨は冷たさも相まって体力を消耗させます。

さらに、雨が強いと積み込み場所の屋根やカバーだけでは防ぎきれず、荷物が濡れてしまうこともあります。これが精密機器や食品などの場合は、余計に気を使うため、ただでさえ作業時間がかかるのに、さらに倍増する感じです。しかも、濡れた荷物はその分重くなり、持ち上げるのが一苦労。終わった頃には、自分も荷物もびしょ濡れになってしまうのが定番です。その後にまた次の現場が控えていると、ドライバーは少しでも早く乾きたいと祈るばかりです。


4. サイドミラーの「ギリギリ芸」

細い道を通るときのサイドミラーの扱いは、まさに職人芸。狭い道を大きなトラックで進むとき、サイドミラーが電柱や木の枝にかする寸前でクリアする「ギリギリ芸」は、経験豊富なドライバーならではのテクニックです。「あと数センチずれてたらアウトだったな」と思いながらも、完璧に通り抜けたときには心の中でガッツポーズが決まります。

ただし、一瞬の油断でミラーがぶつかってしまうと、修理費がかさむし、最悪の場合は事故につながります。特に、都心部の狭い路地や住宅街を通るときは緊張感がピークに達します。そんなスリリングな状況でも冷静に運転を続けられるのは、日々の積み重ねとプロフェッショナル精神があるからこそです。さらには、周囲の住民からの信頼も重要で、「また来たな、この大きなトラックが通れるのか?」と半ば感心されたり心配されたりする視線も感じながら、慎重に運転する必要があります。


5. 短距離でも「ちょっとした休憩」が欲しい

たとえ次の現場が近くても、ドライバーにとっては一息入れることが大切。コンビニでホットコーヒーを買って、トラックの中で5分だけでも休憩するのが至福のひとときです。これがあるとないとでは、気持ちの切り替えが全然違います。短時間でもリフレッシュできれば、次の運転に集中しやすくなります。特に、朝のラッシュ前にさっと一服しておくと、気分が落ち着きます。

ただし、時にはその「ちょっとした休憩」が仇になることも。休憩後にふと道路に戻ると、いつの間にか渋滞が始まっていたり、急な工事で迂回が必要になったり…。そんなときは「休憩なんてしなきゃよかった…」と内心で後悔することも。でも、それでも休憩が欠かせないのは、長時間の運転に疲れた体と心を回復させるためには必要だからこそ。無理に走り続けるよりも、短い休憩が事故防止に繋がるという考えが、ドライバーたちの間では広く認識されています。


6. ドライバー同士の「無言の合図」

道路ですれ違うトラック同士の「無言の合図」は、ドライバーならではの文化です。例えば、手を軽く挙げて挨拶したり、ヘッドライトをチカッと一瞬点滅させたりするのがよくある方法。深夜の運転中などは、こうした小さなコミュニケーションが一種の励ましになり、「お互い頑張ろうな!」という無言のメッセージを感じます。疲れが出てくる夜中のシフトでは、仲間同士のささやかな絆が心強く感じられるものです。

この無言のやり取りには、道路状況を暗黙のうちに共有する意味もあります。「この先工事中だぞ」や「警察がいるから気をつけろ」など、経験豊富なドライバー同士だからこそ伝わる合図があるのです。新人のドライバーがこの独特な合図に気づくと、「あ、俺も仲間入りしたな」とちょっとした達成感を感じることもあるとか。さらに、この無言の合図が全国各地のドライバーの間で自然に行われていることから、運送業界全体に流れる暗黙のルールとも言えるでしょう。


7. 無駄に長い待機時間

配送先に到着したものの、荷物の受け取りや積み込みまでにやたらと長い待機時間がかかることが少なくありません。到着して「さあ、すぐに積み下ろしだ!」と思っても、相手方の準備が整っておらず、「ちょっと待ってくださいね」が30分、1時間になることもザラ。「これなら、もう少しゆっくり来ても良かったな…」と感じることも。特に、立て続けにこうしたケースが発生すると、時間のロスが大きくストレスが溜まります。

その間はトラックの中でスマホを見たり、ラジオを聴いたり、時には映画を観たりして時間をつぶすのが定番です。ちょっとした昼寝をするドライバーも多く、「長すぎる待機時間は逆に体がだるくなる」と言われるほど。仕事の効率が悪くなることもあるため、運送会社にとっても頭の痛い問題です。待機中に日報を書いたり、次の配送ルートを確認したりすることで時間を有効に使おうとするドライバーもいますが、それでも無駄な待ち時間は何とかしたいと誰もが思っています。

トラックドライバーの「あるある」は、業界ならではの体験が詰まったエピソードばかり。日々の業務の中で、笑いあり、苦労ありの瞬間を乗り越えているのがドライバーたちです。そんな厳しい環境だからこそ、同じ経験を共有できる仲間の存在が心強く感じられるもの。これからもドライバーたちは、日常の「あるある」と向き合いながら、日本全国を駆け抜けていきます。

Red pickup truck

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