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ケアマーク一覧を徹底解説!記載時のポイントや使用方法も

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引越しの時や商品の発送、受け取り時などに、ダンボールに貼られているシールを見たことがありませんか。そのシールは「ケアマーク」と呼ばれ、さまざまな種類のものがあります。

しかし、ケアマークをあまり気にすることもなく、詳しい意味が分からない方も多いかもしれません。そこで、今回はケアマークの種類や意味、記載するときのポイントを紹介します。

ケアマークのことを知らない人でも分かりやすいように、丁寧に解説します。ケアマークの詳細や使用方法など詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ケアマークとは

ケアマークとは、荷物が破損してしまうことを防ぐために利用します。また、運送者の安全を守るためにも使用されるマークです。ケアマークは多くの場合ダンボールに記載されます。最近ではフリマアプリなどの流行により、ダンボール以外での配送も増えました。そのため、ダンボール以外でも、ケアマークが利用されるようになっています。

ケアマークには、多くの種類があります。ケアマークの種類が多い理由としては、荷物を取り扱う際に注意すべき内容がそれぞれ異なるからです。また、ケアマークのデザインは、目で見ただけで意味が分かるようにイラストと簡潔な注意喚起の言葉のみでできています。

ケアマークは、運んでいる荷物に「どのような注意をすれば良いのか」を即座に判断できるように作られたマークです。

JIS規格とは

日本には、産業製品に関わる測定法などを定めたJIS規格がありますJIS規格は、日本産業規格の英語表記である(Japanese Industrial Standards)の略称です。以前は日本工業規格と呼ばれていましたが、2019年7月1日の法改正で名称が変更されました。

JIS規格は、国家規格とされているため日本独自のものです。JIS規格が作られたことにより、日本国内の製品の規格が統一化されました。また、JIS規格は製品だけでなく、文字コードやプログラムコードなどの情報処理やサービスなども含まれます。

JIS規格は、さまざまな製品に設けられているので目にすることも多いでしょう。またJIS規格には鉱工業品用・加工技術用・特定側面用の3種類があります。特定側面用については、製品の性能や安全性などの特定の側面に対してつけられるマークです。

JIS規格マークの種類

主なケアマークの種類

ここでは、主なケアマークの種類を紹介します。

取扱注意

取扱注意のケアマークは、ダンボール箱などに衝撃を与えず、丁寧な取り扱いを行うように注意喚起するマークです。主に精密機器などを梱包する際に使われることが多いケアマークとされます。

壊れもの

壊れやすく、割れやすい品物が梱包されたダンボール箱であるため、注意して取り扱うことを示すケアマークです。主にガラスや陶器などの、壊れやすいものを梱包する際に使われます。

水濡れ防止

雨水などでダンボールや中に入っている品物が濡れないように、注意して取り扱うことを示すケアマークです。主に紙製品や電子機器のような、水に弱いものを梱包する際に使われます。

横積禁止(天地無用)

ダンボールの向きを上下逆さまにしたり、横積みをしないように注意して取り扱うことを示すケアマークです。主に飲食品や衣類などの梱包や、食器や鉢植えなどの横向きや逆さに積むと破損してしまうものを梱包する際に使用します。

踏みつけ厳禁

ダンボールの箱を踏みつけたり、箱の上に乗ったりすることを禁止するケアマークです。主に精密機器や衣類などの梱包の際に使用しますが、食品や贈り物などが入っているダンボールにも使用します。

カッター注意

ダンボールの中身を傷つけないように、開封時にカッターを使用する場合は注意するよう示すケアマークです。主に衣類などの梱包をする際や荷物が、ダンボールの容量いっぱいまで入っている場合に使用します。近年、使用頻度が高くなってきているケアマークです。

積段数制限

積み重ねることで、下のダンボールの中に入っているものが重さでつぶれることを防ぎ、品物を守る必要があることを示すケアマークです。ケアマークに描かれている数字は、積み重ねが可能な数を示しています。

主に電化製品などの梱包をする際に使用します。

手かぎ禁止

ダンボールを移動させたり輸送したりする際に、手かぎの使用を禁止するケアマークです。最近ではほとんど使われることがなくなったケアマークです。

直射日光・熱遮へい

ダンボールの中身が日光や熱に弱いものが入っている場合、直射日光や熱をさえぎる必要があることを示すケアマークです。主に飲食品類などの梱包をする際に使用します。

使いやすく重宝されるマークですが、認知度が低いこともあり使用される頻度は少ないです。

パレットパターン

ダンボールをパレットに積む際、パターンの指定をする必要があることを注意喚起するケアマークです。通常使用される際は「パレットパターン」という文字を、ケアマークの上か下に入れることが多く見られます。

その他

その他のケアマークとして、「火器厳禁」や「ダンボールはリサイクル」、JISマークが表記される場合もあります。

なお、ダンボールのリサイクルマークについての表示義務はありません。

ケアマークを記載するときのポイント

ここではケアマークを使用する場合、どのようなことに気をつければ良いのかを紹介します。記載する際のポイントとしては、以下の3つです。

  • 適切な位置に記載する
  • 海外に送る時は外国語でも表記する
  • 配送業者と相談する

適切な位置に記載する

ケアマークを記載する場所に、特別な決まりはありません。しかし、基本的には他の荷物で見えなくならないように、見えやすい場所に記載しましょう。

とくに「天地無用」のケアマークを記載する場合は、矢印の向きに注意をする必要があります。上側に記載してしまうと矢印が横になり、荷物の上部が正しく把握できません。そのため「天地無用」のケアマークは、ダンボールの側面に記載することに気をつけましょう。

このようにケアマークは、ダンボールに入っている荷物の中身に合わせて適切な位置に記載します。

海外に送る時は外国語でも表記する

ケアマークは、JIS規格で定められているため日本の規格となります。海外に発送した場合でも、ケアマークの意味を理解してもらうことは可能です。理由としてはケアマークは、ISO(国際標準化機構)にて定められている基準に合わせているためです。

しかし、海外に発送する際にはケアマークの文字を英語表記にした方が良いでしょう。海外でも通じるケアマークですが、送付先でも分かりやすく、より理解できるように配慮をおこなった方が問題が生じにくくなります。

配送業者と相談する

ケアマークはシンプルなデザインなので、目につけば意味が理解できるようになっています。しかし、ケアマークを記載していたとしても、配送業者にケアマークどおりの取り扱いを義務付けることはできません。

ケアマークを荷物の特徴に合わせて記載しても、配送業者に確認されなければ希望している取り扱いがされない場合もあります。荷物の取り扱いを適切におこなってもらえるように、配送業者と相談してケアマークを記載するのもポイントです。

ケアマークを使用する方法

荷物の取り扱いに関する注意喚起をしてくれるケアマークを使用するには、2種類の方法があります。シールを荷物の入ったダンボールに貼り付けるか、直接印刷されたダンボールを利用する方法です。

JIS規格で定められたケアマークを利用する場合は、インターネットで検索してみましょう。各ダンボール会社が、ケアマークをダウンロードできるよう、配信している場合があります。ケアマークをダウンロードし印刷した上で、荷物に貼り付けて利用できます。

また、各配送業者が提供しているダンボールには、すでにケアマークが印字されているものがあります。その場合はケアマークを貼る必要はなく、荷物に応じたケアマークが印刷されているダンボールを使用することが可能です。

まとめ

今回はケアマークの意味や主なケアマークの種類、ケアマークを記載する際のポイントを解説しました。内容をまとめると以下のとおりです。

  • ケアマークは注意喚起をするために利用する
  • ケアマークは日本の国家規格であるJIS規格に基づくマーク
  • 荷物に適したケアマークを選択して利用する必要がある
  • 適切な位置に記載することや、海外に発送する際には英語表記をするなどのポイントがある
  • 使用方法はシールを貼り付けるか印刷されたものを使う

ケアマークを使えば、荷物をどのように取り扱うべきなのかがわかりやすくなります。しかしケアマークの表示によって取り扱いに対する義務が生じるわけではなく、配送業者への注意喚起に留まります。

シゲタイーエックスでは、お客様のお荷物一つひとつを確認して大切に取り扱います。またご都合に合わせた柔軟な配送も可能です。東京近郊で配送関連のお悩みがありましたらいつでもお問い合わせください!

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