運送業の倒産が3か月連続で30件台と、増加傾向が続いているようです。物価高、人手不足、燃料高騰にくわえ、働き方改革への対応なども影響していると思われます。
実際に、運送業を営んでいてその経営の大変さが身にしみてわかります。需要が大きく減ったコロナ渦から何とか生き残り、廃業した会社と統合したり、需要増加で増員しましたが、物価高により利益が大幅に減りました。トラックなどの車両価格、整備代がだいぶ上がりましたし、それを受けて自動車保険も値上がりの方向で改定が予定されています。また、ご存じのように燃料費も高い水準が続いています。
運送業は、生活をしていくうえでなくてはならない仕事です。苦しい状況が続きますが、既存の荷主を大切にしてパートナーシップを築き、加えて直荷主を増やしていく努力をすることが必要不可欠だと感じます。